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2011/02/13(日)
357 年のなせる業
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昨日、新屋のお客さんを訪問した帰りに、雄物川の南岸から太平山を遠望してみた。午後2時40分撮影。
太平山のすそ野から、雄物川に至る平地に市街が広がったのが、必然のように思える光景だ。
子供のころ、こんな風に太平山を仰ぎ見るようなことはなかった。
母校の築山小学校の校歌の1番の出だしは ♪朝風かおる 太平山の 雄々しい姿 心にそめて……
しかし、通学途中では見えなかったし、木造校舎の2階から一部は見えたかもしれないが、日常的な風景に太平山はなかった。
幼い頃、さっきまで見えていた建物が、近づくにつれて見えなくなったことを不思議に思い、一緒に歩いていた親父に聞いたことがあった。
当たり前だが位置関係によっては、見える範囲は異なる。 そして、目線の高さだけではなく、年の重ね具合や興味の重心が動けば、見え方も違ってくる。
近頃、太平山の雄大さや四季の移ろいに目を奪われることが多い。
割山に住まいを移し、日常的に見る機会が多くなったおかげもあるが 一番の理由は、年のなせる業ですね。
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