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2011/03/10(木)
382 やはり地震だ……
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昨日午前11時45分、牡鹿半島沖を震源とする地震。 会社のデスクに座っていて、めまい? 解体工事の揺れ? 地震? 判然としないまま、外に出た。
現場では、「さぞかし見物になる」と思える 大物の壁面を揺すって引き倒そうとしている。
その部分が5〜6度ぐらい傾いて、実に不安定に見える。 でも、足元の揺れは、どうもこれと同調していない。
見上げる電線が、大きく波打っている。「やはり地震だ…… 」
確か、昭和39年の新潟地震の時だと思う。 病院帰りで有楽町を歩いてた際、電柱がてんでんバラバラに揺れ、 電線がたわんだり、ピンと張ったり。
不思議な静寂の中で、ビュンビュンと不気味な唸り声だけが響き、 恐怖を感じたことを思い出した。
電線のうなり声は重機の音で掻き消され、 おどろおどろしい感じはしなかったのだが……
解体工事は終盤。残すは頑丈に造られているエレベーター部分。
クライストチャーチの被災現場が、いやがおうにも重なってくる。 あらためて被災した方の無念、残された遺族の悲しみをかみしめた。
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