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2011/06/21(火)
486 父の日
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今朝、待望の雨。地べたも体も干からびる寸前だった。うれしい雨。
昨日、この車の中で父親賛歌を聞いていた。大震災以降、ラジオから頻繁にキッズソングが流れるようになった。そして「父の日」の翌日でもあったので、子供目線のほのぼのとした歌詞が心に浸みた。
家ではぐうたらで、時々「ブッ!! 」と、やらかすパパも、仕事では一転、キラキラ輝く存在。そんなパパを「うちのパパは最高だぜ!! 」 と、歌い上げていた。実際にパパが聞いたら涙が出るね……
その日は、元の会社の役員の実父の葬儀と、その役員の無二の親友で、最近関連会社の社長に就任した元上司の内輪のお祝い会。 慶弔が重なる慌ただしい一日だった。
喪主挨拶で、言葉を詰まらせとつとつと語る彼は、もちろん父親。 5月に癌が見つかり、わずか1カ月半ほどで「尊厳死」を選んだ実父に、子として汲んでも尽きぬ敬愛の情を注いでいたことが、言葉のはしはしに感じられ、心が打たれた。
その法事もそこそこに切り上げて、祝いの席に駆けつけた彼も、もちろん父親。前日の父の日は例年にも増して華やかだったろう。 かくして、父親の威厳、尊厳というものをつくづく考えさせられた一日だった。が、待てよ!! 当たり前のことだが、子宝に恵まれなかった私には、父の日が来ないのだ。これって差別!! だれか“裏父の日”でも作ってくれ。少しでも父親気分を味わいたいじゃないか!!
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