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2011/06/22(水)
487 狼藉
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昨日の激しい雨で、干からびそうだった草木は息を吹き返したし、 人間様も何となく潤いを得たようだ。
翌朝、会社の前の花鉢の周囲が、雨風の狼藉で花びらが散らばっていた。掃除していると自転車に乗ったオバチャンが「お早うございます」
そして、顔は見知っているが、挨拶をすべきかどうか微妙な人とも、挨拶を交わせた。うんざりするぐらい晴天が続いた後の梅雨入り。そして今朝の、束の間の晴れ間。気持ちが少し潤ったせいなのだろうか。
散った花びらは自然の狼藉なので、腹も立たない。 でも、ちらっと見えるタバコの吸い殻には腹立たしい。
日中、歩きたばこを滅多に見ることはない。夜陰に乗じて、ホタルのように光をゆらゆらさせながら最後はポィッ。狼藉者、卑怯だぞ!!
今日は国会の会期末。延長幅は秋田弁でいえば“盛ったりまげだり”で、新聞によれば70日に決まったとか。それもこれも、被災者の悲鳴そっちのけの、党内抗争の妥協の産物。挙句の果ては、首相の、いついつ辞めるとの、言質も取れない体たらく。
短命に終わった歴代の首相は、辞め際は潔かった。生まれ育ちのよいサラブレットの血筋がそうさせるのか。この人にさせたツケは大きい。会期を延長しても、辞めろ、辞めないの“入り口論”で国会が空転するようだと、何をかいわんやだ。 1人が周囲を振り回す状況は、まさに狼藉だ。
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