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2011/06/23(木)
488 水煮缶詰
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昨朝、会社に着くとすぐ電話。地元ビルダーさんからで、怒涛のごとく説明してくれる相手に、「いま、来客が。ちょっとお待ちを!! 」 と、言う暇もなかった。
電話がすぐ終わらないとみた来客は、目顔でお土産を持ち上げ、 そして椅子に置いて、颯爽と帰った。お土産は、タケノコの水煮缶詰。 製造日付けは23年6月12日。
来客は、春には山菜、秋にはキノコと、山の幸を届けてくれる女房の陶芸仲間の女性。
先週も会社に訪れた。理由はタケノコ採りの最中に跳ね返った竹が左目を直撃し、彼女曰く「二目と見られない形相になった」ほどの怪我を負い、会社近くの眼科医に通院中とのこと。
それでもタケノコ採りで怪我は付き物みたいで、やんちゃ坊主の勲章みたいに意に介す様子もなかった。大概午前2時起き。車で目的地に向かい、夜明けとともに藪をかき分け、午前10時ごろには作業終了。道の駅や日帰り温泉の湯に浸かって帰るのだそうだ。
その後の工程も大変そう。例の「二目と見られない」時期に、缶詰作りだったのかなぁ〜 と思うと、涙ぐましい努力に感謝の言葉もない。
かくして愛情と多少の治療費が入った缶詰が、食卓を彩るのだ。 「○○ちゃ〜ん ありがとう!!」。ちょうど信号を渡り終わった彼女に声を掛けた。振り向かずに手を上げるあたり、なかなか憎いぜ。
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