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2011/06/28(火)
493 ジュンサイの天ぷら
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先日、“ジュンサイの天ぷら”なるものを初めて食した。 初めて食したとは、初めて口にした… という意味なのだが、ジュンサイのメニューとして初めてお目にかかったという、むしろ驚きや、意表を突かれたという側面が強かった。
“初めて”は、あくまでも個人的なことなので、「知っているよ!! 」「よく食べるよ!! 」のお方に対しては「ごめんなさい」です。
ジュンサイは、お吸い物の彩りとして、独特の透明なゲル状にくるまれた若芽のコリコリした食感を楽しむ高級食材。これがイメージだった。
それが、天ぷらの具材として躍り出たのだ。メニューに「今が旬」とある。 注文しない手はない。
天ぷらは、カラッと揚がったカリカリ感が命。あの見た目も涼しげなゲル状の物体と、天ぷらの衣との相性は?? 食感は?? どんな見た目に揚がるのだろうか…… 興味は尽きなかった。
今年は、“初もの”の天ぷらづいている。先月は静岡茶の1番茶の天ぷらを味わった。2番茶ではだめで、期間限定で極めてレアな食材だから、地元の方も季節の味として心待ちにしているのでしょう。その気持ちはすごく理解できる。
さて、このジュンサイの天ぷら。やはりそのゲル状が仇でした。揚げたてから少しシンナリ。ジュンサイの天ぷらをメジャーにするには、 調理の一工夫と、1番茶のような決め文句があれば……
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