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2011/07/13(水)
508 ギアチェンジペダル
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昨夜、ナナハンのギアチェンジペダルをクランクケースに組み上げた。ペダルを踏み込むカチッという音とともに、実車と同様の動き。エンジンをかけ、クラッチを握って1速に入れたときの高揚感がよみがえった。
1速にギアを入れた瞬間のカチッという音とともに、バイク自体が身震いをするのだ。ギアが駆動系につながった衝撃!? あるいはチェーンが一瞬張った衝撃!?
よくアイアンホースと言われるが、まさに血の通った馬であれば、これからの疾走に身構えるような…… ここまでのエンジン音は静かだ。そしてアクセルを開きつつクラッチをつなぎ、エンジンの咆哮を残して……
試験場での実技試験パスが、唯一の大型バイク免許取得の道だった時代。乗用車でも坂道発進は難しいといわれたが、大型バイクの坂道発進はその比でなかった。
200キロ超のバイクをいったん右足で支えて左足でギアをいれ、次に左足で支え直して右足で踏み込んだフットブレーキを徐々に開放して行く。右手は前輪ブレーキを開放しつつアクセルを吹かし、左手は徐々にクッラッチをつなげていく……
両手、両足にそれぞれの役割があり微妙な感覚が要求される。試験場では坂道発進は踏切手前に設定してあるので、左右確認など余計な緊張も加わる。後ずさりしたり、最悪エンストしたひにゃ……
倒れるバイクから逃げ出すしかない!! 悪夢もよみがえった。
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