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2011/07/22(金)
517 初めての光景
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隣の畑を見続けて10数年になるが初めての光景だ。車が畑にトランクを向けて“縦付け”されている。横付けが普通だろうが、 旗竿のような地形なので、横付けはできない。
旗の部分は畑。竿の部分は車1台が通れるだけの細道。宅地開発されるまでは、我が家の前の交通難所の道を経なければ直角に交わる竿にも到達できなかった。
そこに至る難所には、タクシー運転手、友人を呑み込む恐怖の段差があった。かくいう私も、工事関係者が見守る中、脱輪したことも。
いまは我が家の前の交通難所も、6mの市道にグレードアップ。 脱輪などは過去のこと。 畑のオーナーさんが、車でお出ましだ。畑を始めて以来、たぶん初。
段ボールに詰め込むゴロンゴロンという音が小気味いい。午前7時前には決して起床しないという奥さんの話だったが、六時半だというのに旦那さんの動きが実に軽快。やすやすと車でアクセスできるようになり、鼻歌も聞こえそうだ。
もう一組のご夫婦は、やや機動力に欠ける。 その分、日が昇るとともに早々と畑に登場だ。
キジの一声や、何の鳥だか分からない金属製の鋭い鳴き声で目覚めることもある。そんな中で人の声をまどろみながら聞いたりしている。 窓は開放。まさに夏です。
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