|
2011/08/14(日)
540 お盆の日曜日
|
|
|
「負けたような気がしない」。相手高校の監督が絞り出すように語り始めたというが…… それはないだろうと思う。第一に、勝った能代商に失礼だし、一生懸命に戦った自軍の選手への慰めにもならない。 少し驕った談話だと思う。
「負けるはずがない」と、監督自身が思っていたのだとしたら、甲子園に生息するという魔物に隙を見せていたとしか言いようがない。
今大会最短の1時21分の試合時間。緊張感あふれる試合。 少ない好機をことごとく物にし、手堅く守り切った。
解説者に「常連校を思わせる好走塁」と言わしめた得点シーンは、「チャンスは1〜2回しかない。そのチャンスには積極的な走塁を」との、監督の指示が、選手全員に浸透してのこと。
とは言っても、流れが変わる場面は何回かあった。明暗を分けるのは、まさに紙一重。勝利へのひたむきさが、勝利の女神の微笑みを引き寄せた。僅差で涙をのんだ相手ナインの健闘にも拍手を送りたい。
お盆の日曜。午前6時28分。隣の畑では、水を運んだり、ミニトマトを摘み取っていた。お子さんやお孫さんが集合するそうだ。昨夕「食べさせる野菜は何もねぇ〜」と言っていたが、黄色のミニトマトが盛り皿に彩りを添えるのだろう。
能代商の2回戦突破は、お盆で帰省した方々との団らんの、最高の御馳走になりました。ありがとう。1戦1戦、悔いのない戦いを!!
|
 |
|
|