|
2011/09/11(日)
568 のろし
|
|
|
日曜朝6時半。のろしの乱打がけたたましい。スポーツの秋到来だ。
小学校、幼稚園… いずれかは分からないが、たぶん運動会を予定通りに実施するとのお知らせだ。
いろんな告知方法が発達している中で、数時間後に控えたイベントの開催を、電子機器端末ではなく、昔ながらの破裂音で周知させるなど、今の時代にふさわしいとは思えない。 でも、もっとも能率的な手段なんだろうか。
そして9時半ごろには、オープニングの景気づけののろしが上がった。 会場の子供たちは、パンパンという破裂音とともに青空に白煙を上げるのろしに元気を鼓舞されていることだろう。 そんな意味でものろしの役目はあろうか。
さて、家の前では建築ラッシュが続く。土台が完成したのは5戸。そして柱が立ったのがもう1軒増え2軒に。
ひっそり静まり返っている中で、一人の職人さんが現れ「この辺は静かで、日曜作業などとんでもない。明日の段取り」と、思案していた。
一区画の面積はさほど広くないので、総二階建の家が立ち並ぶことになる。平屋の我が家は、もはや埋没しかかっている。
景気低迷が続く中、ここは槌音が高い。 人々の心を明るく、うれしくする、のろしのような響きがある。
|
|
|
|