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2012/01/23(月)
702 ありふれた月曜
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今日の朝刊1面には、賜杯を抱いた把瑠都の人懐っこい顔が輝くと思っていた。ところが、東京紙、地方紙とも1面に3文字はなかった。
昨日は卓球の天才少女“愛ちゃん”が、1面を飾ったことについて、話題性と、その日のニュース価値の相対判断で決まると書いたばかり。
さて、把瑠都が1面にこなかった理由は? ・金曜には早々と優勝が決まったから・全勝優勝でなかったから・外国人優勝は珍しくないから・八百長問題が生々しくまだ1面に来るのは相応しくないから……
否定する理屈は数々あろうが、圧倒的な強さをもつ外国人力士の前に影が薄い日本人力士を抜きにして、横綱昇進の話題が独り歩きしそうな状況に、手を貸したくなかったのか、などと勘ぐってしまう。
昨日、「坂の上の雲」を読み終わった。昨年末に完結したNHKのドラマに触発されて再度読み始めたのだった。日本海海戦でバルチック艦隊を壊滅させた連合艦隊の勝利を、わがことのように喜んだのは帝政ロシアの圧政に苦しんでいたバルト諸国だったよな……
1面でもよかった…… 親日的な北欧の人々に思いを馳せました。
それもそうなんだけど、昨夜、NHKが夜7時のトップで3・11直後の首相が出席した対策会議の議事録が残されていないことを問題視する記事を流した。これは国家的損失とする識者の談話が付いていた。
それにしても今朝の活字メディアの沈黙はなんだ? これこそ問題。
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