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2012/12/08(土)
1022 5分後
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私らの年代になるとグラッと揺れを感じると、まず、「目眩かな」と。 つりさげているバッグなどの振り子運動を確認し、「目眩ではない」。
立ち上がり、3.11の際に役立った反射式ストーブを消して、外を見ると電線が大きく波打っている。誰しも思い浮かべるのはあの巨大地震の恐怖。
揺れている間は、破壊力を恐れて万物が息を殺しているような静寂が…… その中で3.11の時は、建物が不気味にきしむ音だけが響いていた。
3.11の様々な映像が思い浮かび、仮に震源域が同じだとしたら、 被災者らの恐怖はいかばかりか、と。
写真は5分後の5時23分の映像。いつもと変わらない風景に戻っている。
取材記者をしたこともあるのに、なぜ、揺れている瞬間をケータイに収めなかったろうと、反省です。静止画像では揺れや、一瞬の静寂など捉えられないにしても、何かいつもと違う緊張感が画像から感じ取れたかもしれないのに……
選挙運動真っ最中。いわゆる政治の空白といわれる中、誰しも肝を冷やした。 それにつけても3.11の復興もはかばかしくない政治の不在を、 あらためて身につまされる。
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