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2012/03/18(日)
757 入院食
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「お腹周りをすっきりさせよう…… 」 キーワードは“入院食”です。 入院時に供される少し味気ない、満腹感には程遠い食事のこと。
入院経験は豊富だ。ほとんどは骨折、腱の切断など、整形外科のジャンル。従って病室は体の一部はぶっ壊れているが、体はそのものは元気なつわものどもであふれている。内臓疾患とは違い食事制限もない。体は動かないが口、胃腸は活発。とにかくうるさかった。
「楽しみっちゃー食事しかない」 と言っても満足はできない。でも、生存に欠かせない最低限度の熱量、栄養というわけではなく、頑健な30、40代の働き盛りの男どもにふさわしい熱量、栄養だったのだ。
1990年3月11日(日)。森吉山スキー場で左膝前十字靱帯脛骨付着部剥離骨折。90日の入院生活を送る羽目に……
当時、転勤の内示を受けていて、関係者に多大な迷惑をおかけしました。腹立たしい思いを抱えている方もいらっしゃるかも知れません。 口幅ったいですが、90日間で適正体重になったり、体の隅々までクリーニングされた気がした。もちろん禁酒の効果もあったでしょう。
ベッドに固定され、窓から外を眺めるしかなかったイメージです。リハビリが始まり徐々に景色が広がり、冬から初夏への移ろいを眺めていた。回復は順調でなく焦ったが、心身ともリフレッシュできたのでした。
成功体験と言うと、ご迷惑をおかけした方々には申し訳ないが…… 食事は“入院食”。過食、過飲は厳禁。そんなイメージです。
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