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2012/06/15(金)
846 ソテー
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W杯の夜、赤ワインのイエローテール、それにお手頃値段というよりは、激安のオージービーフでオーストラリアを呑んで、食ってやろうと、テンションが上がり始めた瞬間、玄関チャイムが鳴った。
今春から、隣の畑で農作業を始めたご夫婦の奥さんが、 採れたてのチンゲンサイとホウレンソウを持っていらしたのだ。
毎朝、陽を受けってグングンというか、すさまじい成長力を見せる野菜の緑に、パワーを頂いている身。それ以上、望むものはないとは、きれいごとで、お味も堪能できればというのは人情でしょうか……
“お裾分け”大歓迎です。本来のお裾わけの意味は、貰った物の一部をさらに分けることを言うので、太陽からの“お裾分け”みたいなものでしょうか……
だからと言って彼らの役割をないがしろにする気はさらさらない。朝夕となく、畑に来ては細やかな手入れをしている。チンゲンサイ、ホウレンソウの瑞々しい光沢は、店先の野菜とは比べ物にならない。間違いなく彼らが生み出したのです。
オージービーフの付け合わせには間に合いませんでしたが、ホウレンソウはバターでソテーに、チンゲンサイは翌日、茹でてカレイの煮つけに添えました。 いずれもしゃきしゃき歯ごたえが良く、美味でした。ご馳走さまです。
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