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2012/07/10(火)
871 海辺
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カレンダーは実によくできている。7月は波打ち際から水平線までの写真が飾った。ぼんやり見つめていて、今はまさに海の季節だな、と思う。 波打ち際に立ったのは、もう十数年も昔のことかと、懐かしんだりしている。
8日(日)の朝、NHKの「小さな旅」を見た。そこで、小さな漁港の端っこにある、ごくごくありふれた、透明の海水が満ちたり引いたりする波打ち際のカットがあった。なぜか「こんなところに住みたい」と、思った。なぜか、人を惹きつける。
長い間、潮の香りとか、潮騒とかに遠ざかっていたので、そんな気になったのかも。
99.9999%の確率でヒッグス粒子が発見された。宇宙の始まり、生命誕生のメカニズムの解明につながることが期待されている。
海も生命の誕生に大きくかかわっている。そして胎児も羊水という海と同じミネラルバランスの中で育まれる。
脈略がないようだが、「ウロボロスの蛇」の円環のうちのことなのだろう……
小さな島は通詞島。ミナミハンドウイルカが生息する海水を、自ら建てたやぐらにかけて塩の結晶を造る人が紹介されていた。古来の方法らしく、屋根なしの天日干しのため、雨が降ればグズグズ。元の黙阿弥…… そんな営みにも惹かれた。
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