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2012/08/03(金)
895 喜寿
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一昨日の「八月」は、格好なテーマがなくて、月が変わったことをなにくれとなく書いてしまった。その中に隠しテーマがあるとすれば、時が経つのは早い、それも年々…… ということに尽きる。
今、子供たちは夏休み。そのころは、午前中の何時から何時までアレをして、次の時間はコレをして。午後は午後で、昼飯食ったらアレをして、夕方にはコレをして、と、1日をかなり細分化して遊んでいた。とにかく時間は過ぎなかった。
今は午前、午後はあるものの、実にのっぺりしたもの。油断しているとすぐ夕方がやってくる。何がしかの仕事をこなしたにしても、とにかく時間の過ぎるのが早い。 1日では「もうビールの時間」、週では「また日曜日」、月では「もう八月」……
昨日、スーツの仕立をお願いしてからもう30年以上のお付き合いの男性がお中元を持っていらっしゃった。顔を見合わせ万感込めて「あっという間だね!! 」
「もう喜寿ですよ!! 」 衝撃だった。イタリア人を思わせる彫の深い顔。シルバーグレーのオールバックは豊か。古希の奥さんは奥さんで、経理のスキルを見込まれて建設会社にカムバック。もちろん、彼は頼まれれば仕事を受ける現役。
彼の採寸する時の口癖は「体型変わらないねぇ〜 」 そっくりそのままお返ししたくなった。時間の経過は同じだけど、その現れ方は……
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