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2012/09/20(木)
943 リヤカー
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腰の少し曲がったおばあちゃんが、リヤカーで自家製の野菜などを売り歩いているのをちょくちょく近所で見かけた。定期的にお得意さんに訪問販売するのだ。
昭和30年代に見慣れた光景…… 平成のこの時代に…… びっくりです。
その時代は、近郷の農家のお母さんやらお婆ちゃんが採りたての野菜をリヤカーいっぱいに……、一方で鮮魚店のオジちゃんたちはゴムの前掛けを締めながらリヤカー上で魚を捌いたり。究極の産直だったり対面販売だったり……
写真のリヤカーには引き手側に2個のキャスター。リヤカーはコントロールが難しい。重心が急に動いたりすると引き手が勢いよく跳ね上がったりする。このキャスターはおばあちゃんにとっては、子供の自転車の補助輪より不可欠なものかも……
ある日、軽トラックにリヤカーを積み込むのを目撃した。想像するに軽トラの男性は夫か息子で、住宅街までリヤカーごと野菜を運びこんでいるようだ。昭和30年代のように幹線道路をリヤカーでのんびり行き来とはいかなくなったってことか……
平成の世に、こんな商売がよみがえるニーズがあるということでもある。
9月になって再開したようです。数日前に見かけました。昔、酒屋の御用聞きが勝手口から「毎度〜〜 」…… こんな回帰は大歓迎なのですが……
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