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2012/09/10(月)
933 水遣り
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私たちには子供がいないので、子供の成長を鏡として、自らが人の親として成長するというプロセスに欠けていた。
ご近所のご夫婦にしてからが私らの息子世代ぐらいなのに、その子たちは世代的には私たちの孫に当たりそうなのだが。立ち位置をどう取ればいいのやら……
子供がいれば、入園前、幼稚園、小学校などと、お友達や父母とのお付き合いからその時々の接し方などが身に着いていたのに…… と思うのだ。
頭をめぐらすといきなり、自分が小学生時代の昭和30年代の近所の頑固オヤジの姿が浮かんだりする。まさかそんな風に見られてはいないだろうと思うが……
洗車した後にスプリンクラーを回していると、子供が背後から走ってくる様子。 立ち止った。「それホース?」と小学中学年ぐらいの男の子が声を掛けてきた。 「スプリンクラーだよ」と言ったら、「庭に水遣り。いいですね」ときた。
何と大人びた発言。“大人びた”と思う感性自体がずれているのか、判断するすべがないのだ。とりあえず「ランニングですか。いいですね」と、答えたが……
私たちにも、子供たちとの遭遇が新鮮なように、子供たちの目にも…… 構えることなく自然に…… ですね。
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