|
2013/03/17(日)
1121 氷砕き
|
|
|
雪解けが進み、道端などに硬く凍りついた残雪と言うべきか、しぶとくへばりついた氷と言うべき物が、俄然気になり始める。
快晴の日曜の朝です。その頑固な冬の名残りとでも言うべきものを、退治しようという気にさせられる。
冬を屈服させるというか……
子供時代も楽しみだったような…… 鉈や斧で砕いて、轍にたまった水の排水路を作ったり、道路から氷を剥ぎ取るにしても大きさを競ったり……
なぜ楽しみだったのか…… 今、作業していて、背中に暖かい陽光を感じたり、 ふと目をやると春らしい光を感じたりしたことが楽しかったのかな、などと。
春の気配を一身に受けての作業になるが、自らの氷砕きでその春の気配を、 力ずくで引き寄せようとするかのようです。
なんら苦痛ではないのです。そして、作業は陽光が溢れる日に限られるので、 雪に苦しめられた人に最後に準備された、取って置きの快感でもある。
お向さんも、「同じことをやりに出てきました」と。氷砕きは楽しいのだ。
|
 |
|
|