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2013/03/03(日)
1107 脱線
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昨日の午後、秋田新幹線こまちが大仙市で脱線した。 低速運転中に異常音が発生し、停車したら脱線していたという。 今回の脱線事故は、営業運転中の新幹線では2件目なのだそうだ。
新幹線といったら車両もそうだがまず高架などの高速専用軌道を持っている。 しかし、こまちは車両はそうでも、盛岡―秋田間は在来線と軌道を共用したり、踏み切りなどの平面交差ありの、車と何の遮蔽物も無く並走する区間もありの、とてもローカルな光景が繰り広げられるのだ。
それだけに、在来線並みの危険はあろうし、今度スーパーこまちなる新鋭車両が導入されても、時間短縮効果は東京―盛岡間で稼いだ時間の反射的効果だけ。もとより在来区間では新幹線並みスピードは想定されていない。
在来線をなぞるだけの“箱だけ新幹線”が現実なのだ。引込線での脱線は統計外だそうだ。今回はむしろ引込線の事故として統計外にしたらいかがかと……
一緒くたにされて「本家に申し訳ない」というか、不肖の息子の不行跡に見えて。 一方で箱だけ新幹線を有難がっているだけではいけないと、不埒な考えも……
雪原に埋もれた脱線車両の画像を見た人は、いったいどう思ったのだろう。 私どもは、この深い轍からなかなか脱線出来なくて苦労を……
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