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2013/05/01(水)
1166 品書
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山ガールから確か3回目のお裾分け。1回目はバッケ。2回目はアザミ……
バッケと野生のクレソンを頂いたのは3月中旬。山には雪が多く、懐に深く入り込まないで採ってきたのだろうか…… 長年の経験と勘が物を言うのでしょう。
アザミを味噌汁に放したのは4月初旬。父の法要の朝、兄夫婦と懐かしい味を。
ここら辺りまでが洋食のフルコースでいえば、オードブルか。苦味が強く、強烈に春をアピールする。それを嗅覚や味覚で味わえば、ひとまず十分といった感じか。 それを平らげればインターバルがあって、副菜が何皿、主菜と進んでいく……
次のお皿には何が、という期待感が、洋食のフルコースと同じように思えるのだ。
そのインターバルというのは季節の少しずつの移ろい。雪が家の周りから山裾まで進んでいく中でアザミが顔を出し、もっと深くに及んで初めて本格的な山菜の時季を迎える。その移ろいが、期待感となっておいしさを増幅してくれる。
これからは、単品でも立派に綱を張れる主役の登場だ。まずはアイコ。味噌押しで頂いた。少し固めで歯切れは最高でした。自家栽培のシイタケは塩焼きで。
居ながらにして移ろいを…… お品書はなくおまかせで…… 感謝、感謝です。
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