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2013/05/14(火)
1179 新人
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今でも消防車、パトカーが現場に急行する険呑な雰囲気に遭うと、気が騒ぐ。 新人記者時代に試されたというか、殺伐とした現場に一人放り込まれた不安感とか、記者とはいえ、公権力を行使する公務員には絶対服従な訳で……
格好よく言えば、記者として使命感と、現場の秩序維持との緊張関係か…… ポジションのとり方が非常に難しい訳で…… 否応なしに現場力が鍛えられる。
現場には “鬼軍曹”のような役回りの人が必ずいた。 「そこの○○(新聞社名)、出なさい!!」などと、新人いびりの怒声が…… そして気の小さなルーキーなどは必要以上にビビったりして……
数日前の会社の近所での現場。新聞には結局1行も出なかったにしても、新聞記者としては現場に急行し、1本の記事を仕立てるだけの情報収集を……
4月入社のルーキーと思しき黒のパンツスーツの女性記者が規制線の中に入れないでうろうろしている。「○○さん、もっと前に出なきゃ」と声を掛けると「怒られちゃって」。まあね…… 初めのうちは従順もいいが…… そのうち間合いも……
何年か経ち、お互いがそれなりのポジションにつき、この場面を振り返って 「あの頃はビビりまくりだった」と笑い合う一つのエピソードになるのでしょう。 一つの通過儀礼のようなものですか。私はサイレンを聞くと、いまだにお腹が……
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