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2013/05/02(木)
1167 花束
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29日、今シーズンになって初めて女房とラウンドした。その前夜には知り合いの女性が亡くなったという訃報が耳に入っていた。旦那さんの密やかに進めたい意向が感じられ、こちらからのアクションが憚られるような状況だった。
そしてラウンド終了後、自宅に戻ると当の旦那さんから女房に「きょうのゴルフはどうだった」と、優しい電話があった。そして、「葬儀に出席してほしい」と……
私たちにとってそのご夫婦は、年齢的にはお兄ちゃんでありお姉ちゃん。旦那さんが「年だから」と、弱音を吐く前は、何度か4人で泊り掛けのゴルフ遠征を……
奥さんが体調を崩したという話は人伝に聞いていても、旦那さんが一時体を壊してその後復帰したように、彼女もけろっとした表情でゴルフ場に顔を出すものだと。
奥さんは不調の昨年10月、ゴルフをしたいと仲間の手助けでラウンドしたという。ショットは無理で、パットだけ楽しんだそうだ。 無念としか言いようがない。この世の無情を否応なしに……
法要の後の会食は、ゴルフ場のレストランを思わせた。ゴルフ仲間の女性たちが席巻していた。明るく送り出したいという旦那さんの優しい心遣いでしょう。
会食後の廊下に花束。花の名前がついた彼女の冥福を祈るため持ち帰ろう。
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