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2013/09/21(土)
1309 月にはススキ
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花札を例に出すまでもなく、月にはススキ。 20点札は「すすきに明月」、10点札は「すすきに雁」、かす札は「薄が原のお山」
「すすきに明月」は、花札のなかでも最もデザイン性に優れた絵札かと。赤地にお盆のような白。下にはこんもりと山があり、幾筋かのススキが…… 省略化というかデフォルメというか、圧倒的な描写力には兜を脱ぐしかありません。
満月にはススキがお似合いです。秋田市の田んぼでは稲刈りも始まり、昨日から等級審査もはじまったとか。実りの時期の満月というのは、格別なものなのでしょう。ススキの穂もまさに実りの象徴なのでしょう。
19日の中秋の名月の夕、近くのスーパーには「自由にお持ちください」と、ススキの穂が置いてあったとか……
謎の観賞用植物と一緒に活けたらこの通り。観賞用植物の切れ味のいい色合いと、ススキの穂のぼんやりした白とがいいコントラストで……
真ん丸月を、この生け花越しに見たら最高に風流なお月見になったはず。
なみなみと注いだ酒杯に満月を写し…… 今思いついて地団太踏んでいます。
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