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2014/11/13(木)
1726 煮つけ
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食べ盛りの頃は、すなわち半世紀も前ということになるが、おかずはほとんど煮魚だったような……
今のようにスーパーで流通しているメジャーな魚ではなく、地場で獲れるあまりロットが揃わない魚が主だったような……
その頃は、まだガンガン部隊という金属製の箱を背負った行商のオバサンが活躍していた。よく台所の上がり框に腰かけて休んでいる姿を見たものだ。 八郎潟のシジミ、吃水域のキス、ボラ、それに日本海のアオ、イナダなど……
他にも色々あったと思うが、思い浮かぶのはなぜかアオのショウガ煮。名前の通り青い皮に、ショウガの薄片が張り付いていたイメージが湧いてくる。そんなんで大きくなってきたんだな、と。もうじき絶大なタンパク源だったハタハタの水揚げも……
さて、サンマの梅煮です。「圧力釜がないから、骨まで食べられないけど…… 」 サンマは塩焼きに限る、とは思うものの、煮つけもなかなかなものです。
付合せには隣の畑で採れたサツマイモ。 サツマイモを何とか消化しようと考えあぐねた末の梅煮だったようです。
昔も、こんなふうに付合せでよくサツマイモを食べていたような…… 昔は煮魚は好物でなかったが、この歳になると魚料理の頂点のような気がする。
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