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2014/02/24(月)
1465 甕
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玄関に甕が届いた。ご近所のご夫婦が経営している中華料理店で食事をし、紹興酒24リットルが入る甕をもらうことになったのだ。
この店では主に紹興酒。ママは、甕の小さな口から柄杓を慎重に差し入れ、2合容器に移してくれる。手際のいい準備に比べ、汲み出すときの顔の表情の真剣なこと。なんか理由がありそう。
おりよく甕を交換するのに立ち会えた。段ボールを開くのがママの役目、それ以降はマスターがノコギリ、カナヅチまで持ち出しキンコンカンコン力仕事。それでもあまり中味に刺激を与えない配慮がありそう。
分かったのは、上澄みから底に行くにしたがって味が変わること。いっそ混ぜればいいと思うが、それぞれに特徴があって愛好者がいる。あるがままを味わうのだと。
日本酒と同じ醸造酒。日本の品質管理からすれば最終商品なのに、底に行くに従って色も味も変わるなんて信じられない。一般の瓶入りはどんな基準で小分けしているやら。考え始めると酔えなくなりそう。中華は紹興酒と割り切るしか。
甕も大雑把。形も口のサイズも違う。24リットル入っているかさえ怪しいかも。
さて甕の用途。ママが適切なアドバイスをくれました。生花を生けるには底がある筒を準備しなさい、と。「そのまま甕に水を満たしたら腰を痛めるよ」
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