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2014/03/11(火)
1480 どちらともいえない
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3.11を迎えた。被災から3年たった。 14時46分、あの日は恐怖に青ざめて路上に出た。
前に建っていた5階建てビルは、解体工事の最終盤。塔のように残ったエレベーター室が、手前の信号柱より大きな周期で、倒れんばかりに揺れていた。
あの日は寒かったが、きょうは寒波が和らぎ、幾分暖かい。 当時は工事用のフェンスに遮られていたが、現在はホテルが正面に見える。
昨夕、NHKが世論調査の結果を流していた。 「復興は進んでいるか」について「かなり」が1%、「ある程度」が22%、 「あまり進んでない」が56%、「ほとんど進んでない」が16%だった。
この質問の仕方では逃げ場がないな、と。別の設問のように「どちらともいえない」の選択肢があったらかなり構えずに回答できるのでは…… と、勝手に思った。
こちらの街は変わらなかった。正直胸を撫で下した。 一昼夜の停電が回復し、TVが映し出したのはすさまじい津波の破壊力。 彼我の違いに驚き、同じ地平で物事を考えることはできないな、と。
被災地の方々は、どう回答するのだろう。 私たちはどう回答すればいいのだろう。突き付けられる1日です。
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