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2014/03/02(日)
1471 バッケ
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月一で女房が絵手紙教室に通っている。高校の同級生が主宰している。 気の置けない高校の仲間っこが集まって、お気楽にやっているようだ。
最新作です。当たり前のように、その季節季節の旬の画材を持ち寄って……
この時期、食材で言えばなんといってもバッケでしょう。山野に足を運ぶまでもなく、庭の片隅や、道端の残雪と地べたの境目辺りにひょっこり顔を出す。
その薄緑色がなんとも春です。
そのバッケの生い立ちを聞くとスーパーだったとか。「家の庭」とか「散歩道」というのであれば、少なくとも「へー早いわね」とか「どこどこ」とか、さまざま会話に弾みがつきそうだが、どうだったでしょうか。
皆さん主婦ですので、お値段の話になったかどうか。
おすそ分けが我が家にも。最初に口にしたのは二日酔いの朝。「見慣れない葉っぱだな」と味噌汁を飲んで思ったが少しの感慨も持たず。その翌朝、今度は味噌汁に放された薬味として。そこでやっとバッケの香りに気づく大間抜けでした。
口に広がる苦味で春を感じることができました。それも二日掛かり。 はて、近所のバッケは……
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