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2014/03/23(日)
1492 ミステリー
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建物賃貸の仲介というのは結構気苦労がいる。 継続的な信頼関係の上に成り立つものなのでアフターフォローが大切になる。
「時々、トイレなど水周りが水浸しになる」と、賃貸先の事業所から苦情。 この時期、隙間に吹き込んだ雪が解けて染み出す“すが漏り”が思い浮かんだ。
まず工務店に壁面の調査に入ってもらった。そうこうする内に漏水が原因とする水道局から馬鹿高い請求が来た。いったん壁からの水漏れ調査を棚上げし、漏水の有無を確認すべく水道屋さんに調査を依頼し、私も立ち会った。 結論は下水の詰まりによる逆流。ミステリーだ。
ひとつの“水浸し”という事象に、原因が3つ浮上したのだ。私はど素人。専門家の意見に口を挟むことなどできはしない。ただ、一つの事象には、一つの原因しかないと考えるのは早合点。多方面からアプローチする大切さを思い知らされた。
浮上した原因を整理すると1−壁の隙間から雨雪が染み出す。2−水道管の漏水が染み出す。3−下水が詰まって上水(うわみず)が逆流する−の3点。
一定の気象条件で起こるのが1番だけ。2、3番は「時々」という点が引っかかる。他に条件が加わってのことか。それらが複合的に絡まってのことなのか…… 開業当初はこんな苦情の対処は困難を極めたろう。4年が経ち小さな仕事でも快く引き受けてくれる業者さんができたのがうれしい。3点は一つずつ潰すことに。
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