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2014/04/29(火)
1529 王の王
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また、お裾分けを頂いた。左がアイコ。右側はタラの芽。
アイコはミヤマイラクサのこと。全国共通の呼称ではない。従ってアイコと愛らしい名前を言っても、山菜の一種とピンと来るのは秋田をはじめ東北に限られる。
その点、タラの芽は全国共通というか、所によって別称もあるにしても、春の味覚として全国的に珍重されるものの頂点として揺るがないかと。
ガキのころの山菜の記憶としては、筆頭にワラビ。それに次ぐササタケノコ。 あえて加えるとすればそんなに口にすることはなかったが最も好きだったシドケ。 まあ、圧倒的に食卓に上る回数が多く物量で圧倒する二強がチャンピオンかと。
タラの芽を珍重する大人の話は聞きかじったことはあるが、今のようにタラの芽が山菜の王として君臨するようになったのは、東京発の料理番組で、ことさらタラの芽を持ち上げたことによるものではないかと。
さて、私の記憶の中では山菜の王はシドケだった。ネットではアイコも山菜の王。 もちろんタラの芽も。王との評価は土地土地の意識に裏打ちされたものだろう。 それぞれ自然環境、植生が異なり、最適な山菜であったり、希少種だったり。 山菜に対する嗜好も違うだろううし、今の時代は有名度も大きいかと……
王様がいっぱいいる中で、自分流で山菜の王の王をといえば……
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