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2014/05/10(土)
1540 ど根性
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会社の角の側溝の縁の隙間にタンポポが咲いた。久しぶりに見たような気が。
当欄で紹介したのは2010年5月18日と翌年の5月17日。その後咲いたのかどうかは定かでない。咲いたとしても「毎年はねぇ〜」と思ったか……
過去の写真を見てびっくりした。タンポポの生えている位置が違うのだ。 10年と11年に咲いた位置は、側溝から20センチも左側のコンクリートの割れ目。石割桜のようにコンクリートを割ったかのよう。
今年咲いた位置は、その写真には無機質な黒い隙間として映っているだけ。
今年はというと、10年、11年に咲いた箇所はただの割れ目があるだけ。
今年のど根性タンポポを見て、以前より花丈が短く、地べたに這いつくばっているようだな、などと漠然と見ていた。雪に埋もれる過酷な環境に順応したのかな、などと思っていたのだが……
さて、以前のタンポポが匍匐移動したのか、以前のタンポポが枯れる間際に子孫をたまたま近場に残したのか、まったく別のタンポポなのか……
土というべき土などない、栄養もない過酷な環境。このど根性タンポポがどのDNAを受け継いでいるか、いないのかは分からないにしてもしたたかさは確かだ。
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