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2014/07/10(木)
1601 幽霊花
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紫陽花は幽霊花として忌み嫌われた過去があったそうだ。 咲いた花(咢)が白く色褪せて落ちず、月夜に浮かぶ姿が幽霊を思わせたとか。 咲く場所も墓所であったりしたので珍重されなかったようだ。
紫陽花に日本特有の幽玄の美を見出したかどうかは分からないが、西洋人が持ち帰り、艶やかな色に仕上げて逆輸入されて人気が出た花だとか。
今は日本の美に欠かせない花だが、それはそんな過去が…… 雨にはよく似合います。台風がもたらした雨でスプリンクラーはお休みです。
さて、紫陽花は木なのか…… 毎年、晩秋には40〜50センチに刈り込んだ。幹は中が空洞でもろく、1年で枯れ果てた残骸。多年草との疑問も湧かないわけではなかった。調べると落葉低木。年輪の無い木も結構あるとか……
この艶っぽい色合いは、西洋人に磨き上げられたとは意外な気がします。
意外と言えばW杯の準決勝でのブラジルの敗戦。主将やエースを欠いたチームはまるで抜け殻。連動性は全く失われ、個人技も冴えわたることはなかった。
「これがサッカーだ」と、したり顔で言うほどの通ではない。 でも、歯車が狂うと実力以上に大差がつくのだな、と。 日本の敗退以降、W杯の喧騒が収まり、かえって見えるものがあるような……
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