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2014/07/30(水)
1621 蝉時雨
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秋田の7月はこんな爽やかな夏空が広がる。昨日もそんな天気でした。 青空の下、元会社のOB達との定期的なゴルフコンペが椿台カントリークラブで。 市街地より標高が高く、林から吹き抜ける風が心地よい。
ティーグラウンドに立ち、集中力を高めると、大自然の中に一人ぽつんと立たされているような静寂が訪れる。この緊張の瞬間が何とも言えず、そしてスイングした後の爽快感(非常にまれ)のためにゴルフがやめられないようなもんです。
昨日は違った。シュンシュン、シュワシュワ…… 静寂とは言い難い蝉時雨が。 この夥しい数の蝉の大合唱の中でも、ある意味静寂の中にいるような一人ぽっち感を演出してくれるのには、ちょっとした驚きでした。
蝉時雨の中に身を委ねることで雑念が排除され、むしろ気持ちが落ち着いた。
でも、マックスの緊張感というか、真剣勝負の気配を振りまいているのに蝉を鳴き止ませるほどのものではなかったな、などと馬鹿なことを考えていた。
ガキの頃、蝉を採ろうとして何度小便をひっかけられたことか…… それを思うと、大集団で鳴き騒ぎ、人間様の動きに全く頓着ないパワーは侮れないな、と。
生態はあまり解明されていないそうだ。長い地中生活があっての地上生活。 短い命をせいぜい謳歌しなさい、と。蝉時雨の中、静寂を楽しんでました。
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