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2014/09/22(月)
1674 渡り蟹
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渡り蟹は少し地味で、主役になれないカニだな、と。
県南のホテルで一泊食い放題の主役はズワイガニ。ゴルフ遠征の途中、札幌で楽しんだのは、ズワイガニ、毛ガニ、タラバの3種の食い放題。最初にカニ鍋で腹いっぱいにさせようという店側の魂胆には乗らず、姿で3つほど片付けたような。
方や渡り蟹。自宅からすぐ近くの浜でもかごで捕れるそうで、格別、崇めなければならないものではない。カニでひとくくりにすると、手近なもので(だからといって口に入る訳ではないが)、主役を張れるその他のカニに比べるとちょいと格下かと……
渡り蟹に時たまお目にかかるのは、石焼鍋の具として。色あいの地味な魚の切り身、貝類に渡り蟹が入ると色あい鮮やか。豪華版にする名わき役。食べるには難儀で、ほかの魚介に気を取られて、ぞんざいな食べ方になるのがもったいない。
日曜の昼食。渡り蟹のスープスパゲティ。渡り蟹が5肩。私が3肩で、女房は2肩。この場合、主役は渡り蟹。食べる気満々。殻入れ、おしぼりは欠かせない。
で、おしぼりの入っている皿に1肩ずつ入れて肩肉をフォークでほじくり出し、爪肉は殻を噛んで中身を箸でほじくって……
それを直に口に入れてもいいのだが、淡白な味なので、いったん皿に戻してスパと絡めて食べるのが美味しいかと。まったりとした日曜です。
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