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2015/12/07(月)
2109 風の子
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子どもは風の子、とはよく言われて育ったものだ。どこの家庭でも子どもが溢れていた時代に、外におん出そうとする親達の計略だったかもしれないが……
ゲームといえば将棋、野球などのボードゲームが多少あったぐらいで、外遊びがなんといっても多かった。鬼ごっこ、缶けり、ゴムボールの野球など。頬をかさかさ、真っ赤にして寒風をものともせず駆け回っていたような……
今はどうなんだろう。日曜の午後なのに、子どもの歓声が聞こえない。家の中でモニターとにらめっこしながらゲームに打ち興じているのだろうか。
家の前は様変わり。お子さんのいるご家庭がズラーっと新居を構えて数年になる。子ども達の歓声は夏だとけたたましいほど。でも寒くなってからは……
子どもは風の子などというフレーズは、もしかして死語の世界になったのか……
もし私達夫婦のゴルフ帰りの様子を見たら、近所の子どもたちはどう思うのか…… 「寒くなかった?? 」「風邪引くよ!! 」とか、自分達のパパ、ママと比べてかなり年上なので「体は大丈夫??」とか心配されそう。
で、今の子ども達は、風の子とは無縁なのか…… 私達の世代が風の子の申し子みたいに伝統をいまだに受け継いでいるのかも。 スズメ百まで踊り忘れず…… 昨日も寒空の中、頬を赤くしてラウンドでした。
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