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2015/04/16(木)
1880 奴隷化
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つい先頃、NHKニュースで装着型ロボットのデモンストレーションを紹介した。 何でも住宅会社が、作業員の高齢化を見据え、重い荷物を持った際にかかる腰の負担を軽減するために開発した、とあった。 腰には何やらがま口の口金のような機械が着いている。人口減少への対応、女子の建築現場進出、介護現場やリハビリでの導入やら、いいことずくめだった。
「えッ これで終わり」と思ったのは私だけ!? (第1)人間の構造体の強度からして、機械のサポートで今まで不可能だった重量を持ったら、これまでかかったことのない異次元の負担が…… 華奢な草食系男子が、オリンピックの重量挙げ選手並みにサッとバーベルを差し挙げたら骨、関節、筋肉に何が起こるやら。
(次)体に機械をつけて人間様のいっぱいいっぱいの能力を搾り出させる…… これは牛馬にくつわをかませて皮ひもや引き手をつなぎ重量物を運ばせる牛車、馬車と同じ。これを人間様に強いることにはならないのか、と。
人間の構造体への負荷、人間の存在にかかわる問題等がまったくスルーされていたのには驚いた。もちろんこれらについての研究があって、いろいろ見解があるのだったら、それを紹介しないのは片手落ちだな、と。それと表と裏、明と暗も。
そして機械はコンピューター制御。だとすればさまざまなデータがこの機械を通じて収集される。これからは妄想の領域なのだが、コンピューターに人が管理されて奴隷になってしまうな、と。こんな作業では猫の手も借りたいが……
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