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2015/05/12(火)
1906 バトル
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今朝の隣家のフジの花です。曇なので紫のシャープさはないですが……
一昨日のラウンド中、高い木にまとわりついて、鮮やかな紫の花を誇るフジについて「きれい、と愛でるのはいいんだけど、実は殺人木なんだよね」と話すと……
しばらくして同伴メンバーの女性が「時代劇に出てくる“お藤さん”という女性が、執念深くて男を殺すなどと悪役だったりするのはそんなことなのね」などと、妙に納得した表情でおっしゃった。
で、別の女性が「きれい可愛いの“藤娘”もあるのでそうとは限らないんじゃない」
さて、どうなんだ。藤娘は歌舞伎の演目になって有名になったが、元は大津絵という風刺画を膨らませたものだとか。そして藤娘のモデルはあどけない娘さんなどではなく、方肌脱ぎで色気を売り物にした遊女なんだとか……
美女と藤の取り合わせは、フジの寄生木の生態とあいまっていろいろ含むところがありそうで、一筋縄ではいかないようです。
悪役とは一概には言えないにしても、裏がありそうな美しさとでも言いましょうか。 山あいで周囲に際立つあの紫は、背筋を冷たくするような鮮烈さだな、と。
隣家のニセアカシアとのバトルの勝敗はいかに……
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