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2015/05/09(土)
1903 街路樹
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家から会社までには、トンネルのようなケヤキ並木、雄物川を渡ってプラタナス並木、その中央部には刑務所前のサクラ並木、次いで県庁脇のポプラ、山王大通りのヤナギ、竿燈大通のポプラ、ケヤキ、何たらの針葉樹の街路樹が……
新緑の5月。サクラは葉桜になり、ケヤキは天を覆うようになった。冬場、くすんだ緑だったヤナギは柔らかな緑に変わった。様々な変化を目にするのは楽しい。
このプラタナスは一体どうしたんだろう…… 葉がいっぱい繁った枝が無残にも切り落とされ、裸ん坊状態で一冬過ぎた。全く同じ姿を晒しているじゃないか、と
目を凝らすと新芽が見える。真夏の太陽をさえぎる大振りの葉っぱの生命力を考えると、さもありなんと思った。今は小さな可愛らしい葉っぱが、日一日と巨大化するのだな、と思うと末恐ろしいというか……
プラタナスは落葉してからの始末が厄介、と、街路樹を取っ払った町もあるとか。落葉する前に早々と枝が切り落とされる理由も、そんなところにあるのでしょう。
夏真っ盛りに、緑のブラインドになってくれるのは本当にありがたい。そのためにだけ存在価値がある、とする人間の振る舞いに、エゴを感じるのだが……
バス停で止まったので、プラタナスを撮影。すると、鮮やかないわし雲が…… 秋の象徴的な雲。一瞬、昨年の晩夏に引きもどされた気が……
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