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2015/06/06(土)
1931 理想像
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隣の畑でオーナーと奥さんが、キュウリかトマトの仕立ての周囲をネットで覆う作業をしている。かなりのご年配。二人仲良く作業する姿にほのぼのとさせられる。
少し年上のご夫婦と4人でやっていた。その年上のお二人がご病気などでリタイヤ。以来、奥さんの出番が若干増えたような気がする。
その頃は、ヤンチャ坊主のようにカラスが巣を作るニセアカシアの伐採など、男っぽい仕事はオジイチャン二人が頑張った。ダイコンの干し場作りも。
で、今はというと、ネットを張る作業にも駆り出されるようだ。 というより阿吽の呼吸。お互いを気遣いながらの共同作業なのだろう。
オーナーは補聴器を使っている。声をかけると、慌てて補聴器の調整をしようとするので、通り一遍の言葉で濁すことが多い。従って会話はほとんど奥さんと。
奥さんは渉外担当ということでしょうか。シーズン初めの挨拶とか、生り物のお裾分けのメモであったり説明であったり。オーナーがお裾分けを手渡ししてくれるときは、私どもの一方的なお礼と相成ります。目顔で十分に意思は通じるか、と。
オーナーは常に寡黙に農作業。で、奥さんはオーナーの体調などを気遣いながら時々お手伝い。そしてご近所付き合いの渉外担当…… 素晴らしい役割分担かと。穏やかに年輪を重ねた理想像ですかね。
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