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2015/08/21(金)
2005 お別れ
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隣の畑のオーナーの奥様が、朝日を浴びてナス、キュウリ、トマトを採っていた。 16日の日曜日の6時7分のショット。
女房がいつも新鮮野菜を頂いているので、こちらはお菓子を届けて言葉を交わした。奥様はオーナーの具合について何も語らず「いつもありがとう」と、いつもの明るいカラカラした様子だったとか。
オーナーの姿はしばらく見ていない。二人でキュウリ、トマトの囲いを作っていた以来か。7月に自転車で転倒して、体調を崩したと奥様から聞いていたが、奥様の話しぶりから復帰は近いな、と、女房と勝手に合点した。
昨日の朝、新聞のお悔やみ欄を見て驚いた。 オーナーが18日に亡くなり、葬儀が執り行われると…… 享年81歳。
オーナーとの再会はならず、遺影を見詰めることに。葬儀場で奥様が「転倒の治療でガンが分かり、一月半だった」と気丈に話してくれた。
何気なく撮った16日朝の奥様。オーナーが丹精した野菜を、オーナーの口に入れたい一心で採っていたのか…… その気丈さには頭が下がるとしか……
オーナー夫妻は、何度も夫婦の理想、と書かせていただいている。 ガンは無念だが、二人の別れの受け入れ方も立派だったな、と。
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