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2016/11/23(水)
2465 声掛け
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20日のゴルフは私たちがメンバーになっているゴルフ場のラストコール杯だった。 ラストコールとはメンバーさん限定(=そうでもないのか? )のシーズンオフを前にした感謝セールというか利益還元の“お声掛け”ぐらいにしか思っていなかった。
当日、同伴者の女性に本来の意味を教えられ、ゴルフへの認識を新たにした。 他県のクラブで競技委員もしているシングルプレーヤーの親戚の話によると……
ラストコールではスタート時に、自分の名前の子旗と、当日のハンディキャップが書かれた紙を渡される。1番からスタートして、ハンディの数字を使い果たした地点に旗を立ててゲームセットになるのだそうだ。 最終18番ホールに達すれば歓喜。18番まで至らずハンディを使い切ると……
そこそこ練達の人たちが参加する前提のラストコール。多分直前の17番、あるいは16番には悔しさ満載のプレーヤーの顔があるはず。その面々が発するのは「ガッデム!!」などの絶叫か…… この“最後の叫び”が由来なのだそうだ。
そして途中でゲームセットとなった怨念の小旗が、死屍累々、いや墓標のように見えるのだそうだ。「へぇ〜〜」とうなずいて「私達の取り組みは実に甘いな」と。
夏坂健の「ゴルファーを笑え」をはじめとする一連の著作。ゴルフ狂いの奇矯な行動を愛情込めて笑い飛ばす数々のエッセーの中にラストコールがあったかどうか。 今年の総決算と言う意味合いもあろうから…… エッセーを読み返してみよう。
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