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2016/12/23(金)
2495 鰰めし
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この料理を何と言ったらよいのか…… 炊き込みご飯ではある。 ゴボウなどを混ぜたお米に出汁を入れ、生ハタハタ2匹を寝かせて土鍋で炊く。
強火7分、弱火8分。あとは蒸らし。蒸らし上がって蓋を開けたところです。 頭と骨を抜き、全体をかき混ぜて、お茶わんによそい、ミツバで彩を添えて、と。
近所の割烹で初めて食べて病みつきになっています。 会席料理で、コースが進み、そろそろ終盤に差し掛かった頃合に「食事は稲庭うどんになさいますか、ハタハタごはんになさいますか」と聞いてくる。
タイミングは注文を聞いてから釜で炊き始めるので、炊き上がるまでの時間を逆算してのこと。コースが終わると炊きたて熱々のハタハタごはんが食べられる。
稲庭うどんは言わずと知れた秋田の名品。優劣つけ難いが私はハタハタごはんを勧める。「生臭いんじゃない」と敬遠する秋田人もいるが「まず食べてみれ」。
私もそう思った一人だが食べてびっくり。決して生臭くなく、白身魚特有の臭みもなく上品な味に仕上がっていて、みんなに満足を頂いている。
ユータロー君、コータロー君のママである割烹の女将に女房が習ったのだが、溺れたハタハタ、浜に打ち上げられたハタハタに見えなくもないが、十分うまみを絞り出してくれたのだ。今シーズン2度目です。にわか“海の民”に感謝です。
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