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2016/03/12(土)
2210 春の味
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陶芸サークルから女房は手ぶらで帰ってくることはない。食事を挟んで帰ってくるのだが持ち寄った手料理や漬物、お菓子などで賑やかなことになるらしい。
この欄に良く登場する山ガールはその一員で、今回は旬の蕗の薹を山のように持ち込んだそうだ。旅行のお土産のお菓子などとともに、蕗の薹の一部も。
この緑は、淡いけれど生命感あふれる色だ。山々をこれから彩っていく葉っぱの緑も、この淡い色から濃い緑に力強くなっていく。その初っ端の淡い緑だな、と。
たまたま酒抜きの日を過ごしており、明晩には酒の伴う会合が…… 酒抜きの最終日でもあり、お酒による刺激がないまっさらな胃に、何がふさわしいか……
蕗の薹の天ぷらしかないな、と。さくっとかりっとした歯ざわり、そのあとからくる春の苦味…… なんともいえない夕ごはんでした。
その日は、刺身と蕗の薹の天ぷらがメーンディッシュ。刺身というのは酒の当てではなく、白いごはんにも合うものだな、というのが最近の認識です。
刺身を醤油に通してごはんに乗せ、わさびをちょん乗せして食べるごはんはいい。 海苔で巻くのもなかなかです。
そんなこんなですが、夕ごはんでは蕗の薹の苦味に勝るものはなかったな、と。
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