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2016/05/16(月)
2275 雨と俺
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3月、全国紙で母親を悩ます“男子のナゾ”への向き合い方を教える本を紹介。当欄もさわりを紹介した。「小学男子(だんすぃ)のトリセツ」という単行本。
例で取り上げていたのは「雨とおりぇ(=俺)」。母親の基準では当然傘をさす勢いの雨。でもその男子は傘を手にしてさそうとしない。怪訝そうに「何で?」。
母親は説得を諦め「降ったら即傘させよ! 文明人なら!」と捨てゼリフ。
同じ強さの雨でも、これほど昔の女子(=母親)と男子の耐性が違うことを否応なく知らされて、男女の溝の大きさに愕然とする、というような……
山王交差点。近くの小学生が横断歩道を渡っている。前の男子の二人組みは傘は持っているがさしていない。後の女子二人組みは傘をしっかりさしている。
後の女子二人が「降ったら即傘させよ! 文明人なら!」と言ったかどうかは分からない。「ねぇ〜ねぇ〜どうして傘ささないの」ぐらいは言ったかも。 もっと母性を発揮して「傘さしなさいよ。風邪引くよ」とか。 まあ、男子の反応はあまり要領を得ないで「なんで」とか「えぇーっ」だろうか。
登場人物は将来の母親だとすれば、まさに「小学男子のトリセツ」の一場面。 笑いがこみ上げてきた。 「小学男子のトリセツ」は男子でなく、女子のトリセツだったりして。
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