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2016/06/10(金)
2299 推奨品
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遠くに丘陵地帯を望んでいる。風車が不規則に立っているのが見える。 その上には白い雲がぷかりぷかり浮いている。
ベランダから、こんくらいの距離で外を眺めるのは気持ちが良い。晴れて空気も澄んでいる。でも、ベランダに降り立ち、手すりに手を掛けて下を覗き込む…… 吸い込まれそうで、もうだめだ。
短い間、9階で暮らしてみて、生理的に受け付けない、というか地べたに足をつけていない浮遊感というか、そんな不安定感が身に沁みこむと、もういけない。 そんなこともあって、マンション暮らしに終止符を打ったのだが……
縁あって、14階建ての10階にある1戸の売買の仲介をしている。私のマンションに対する心の闇というか、苦手な気持ちを気取らせてはいけないな、と。 なるべくベランダの手すりに近づかないように、ポジション取りを工夫して。
冬期の快適な過ごし方を見据えて、熟年世代などのマンションの需要が高まっているようだ。問い合わせにもそんな希望を語る奥さんがいらっしゃった。
年を重ねると、雪かきから解放されるのは絶大なるメリット。その中で奥方の割り切りが早く、体力自慢の殿方が判断を先延ばしするような傾向が……
自分の過去は棚に上げますが…… これは絶対お奨めです。
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