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2016/06/08(水)
2297 本気度
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つい先頃、店に訪ねてきた女性が「それは最新の情報ですか」と、尋ねた。 「ええ、数日前、持ち主からゴーサインが出て、ネットに公開したばかり」です。
40代の主婦。今年中に家を新築したいそうで、ネットで土地情報を検索の日々だとか。鮮度にこだわるのは、売れ残り、訳有り物件ではないかの、念押しとともに、良い物件を誰より早く、ということか。
そして隣地の都市計画法上の用途地域も聞いてきた。さすると、現地を見て、隣地の建物や使用状況を把握してきたのだな、と。
こんな風に、店まで訪ねてきて資料請求やら周辺環境やらを逐一聞いてくる女性の一人客は珍しいな、と思うとともに、本気度が半端ないな、と。
で、来客シートにも淀みなく希望条件などを。私どもの公開物件が彼女の希望に添うか…… 広さや価格は良いにしても「市中心部」という条件は×かなと。
そんな風に思うのは、本気度が高いし、要求条件も明確にしているから。この物件を気に入って貰えることはないだろうが、彼女の土地探しに助言できれば、と。
僅かな経験ですが、こと不動産購入は、奥方が主導権を握っていると決着が早いようです。この女性も素晴らしい物件を入手するのは間違いないな、と。 鮮度は果物だけじゃないなと思った。でも、これは寝かせて、熟成させて、と。
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