|
2017/11/01(水)
2807 出稼ぎ
|
|
|
昨夜は、月一の常連である駅前の焼き鳥屋さんへ。友人と二人のときもあるが、おおむね一人飲み。昨夜も寡黙な一人飲み。
全く話さないわけではなく、極力隣りのお方とは話さないのが私の流儀。 ♪知らぬ同士が小皿叩いてチャンチキおけさ♪の世界には、どうにも踏み込めない。 ただ、カウンター内のお店のお方とは良く話をする。
ほぼ満席。学生アルバイトかな、と思っていた若いお兄ちゃんとさりげない会話を交わすうち、彼が真剣な表情になり「この店をやめて、来月から出稼ぎだす」
NHKの朝ドラ「ひよっこ」で、出稼ぎのイメージがよみがえった世代だが彼の世代にとっては出稼ぎは死語の世界ではないか!? どんなイメージで語ったのか。
自動車の季節工らしい。目的は免許を取り、運ぶ系に仕事をシフトするのだそうだ。「免許もないし、車もない」。境遇に恵まれなかったことを恨むでもなく、前向きに人生を切り開こうとしている。
同年代のお客に話すとシラケられるだろうし、格好の聞き役のオジサンだったか。 帰り際「成功を祈る」と言うと、「失敗は出来ねす。死ぬ気でがんばらないと」
これはお通しのキャベツのざく切り。お代わり自由。 これは話を聞いた後のざく切りキャベツ。前よりも2倍ほど盛りが良かった。
|
|
|
|