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2017/12/20(水)
2855 市民歌
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今朝、束の間の快晴。通勤途中だったので太平の峰々を眺めることができた。
スレート壁の工場の脇。雲を背負い、峰の右側が雪で覆われているのでクリアに見えないが、一番大きく見える中岳のゆるやかな稜線が肉眼で綺麗に見える。
♪秀麗無比なる鳥海山の〜〜♪の歌い出しで支持され愛唱される県民歌。 鳥海山をはじめ、県内には森吉山、駒ケ岳、栗駒山など数々の名峰があり、 太平山は知名度ではその峰々に遠く及ばないかと。
日本酒の太平山の方が県内外の左党にはお馴染みで、れっきとした山の名であることがもしかして霞んでいるかも。実在の山の名ということを理解の上でもそれほど著名な名山でもないし、ローカルな名山でしかないのか……
市民歌をたどると五つもあって驚いた。最初の昭和3年の1番は♪戊辰のむかし勤皇の〜♪で始まり3番に太平。同24、28、53、54年の全てに太平山。
古色蒼然たるフレーズがある昭和3年もそうだし、その後の歌い出しだったりする太平山も、緑や朝という言葉で飾られ、明るくて力強いイメージ。 県民歌での鳥海山、市民歌での太平山には意味があるのだ。
でも残念なことに太平の峰々の中で最高峰の太平山(1170m)は、見る位置の関係で中岳(951.7m)より低く見えたり、隠れたりするのが何とも……
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