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2017/06/16(金)
2670 擂粉木
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さて、夏を運んでくるミズの献立は……
茹でたミズの赤い根っこを中心に、茎の姿が無くなる位ぐしゃぐしゃに擂粉木で叩く。今度は包丁で繊維を叩き切る。トントン、トントン、リズミカルに根気良く。
そしてその間に味噌、香辛料など、それぞれご家庭の味があるだろうが、混ぜ込んで、トントン、トントン…… 繊維が口の中で主張しないように、丁寧に。 どの辺であの特徴的な粘りが出てくるのか、経験が無いので分からないが……
すり鉢で擂れば、滑らかな粘り気のある半液状の物が出来ようが…… でもそこはかとなく残る繊維の歯応えも必要なんだよな。ドロドロにしてもなぁ〜
右がミズたたきです。初期段階で擂粉木で叩くからたたきなのか、仕上げに包丁で叩くからそうなのか…… その二つですかね。
もう一つ、初登場がサバ缶とミズの鍋です。そのほかに豆腐、いまが旬というか甘味が際立つタマネギが入っている非常にシンプルな鍋です。
サバ缶を利用した鍋は、キャンプなんかで重宝されるようですが、このように夕食の食卓にデーんと据えられるのは非常に違和感があるのですが……
おいしけりゃいいのだ!! ミズ尽くしの夜。期待を裏切らない夏の味でした。
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