|
2017/08/01(火)
2716 居場所
|
|
|
玄関前のオンコに顔を出したニセアカシア。さっさっと切ればばよかったが…… 1カ月かそこらだと思うが…… どんどん大きくなって。
北米が原産。渡来した年が1873年、ということは明治6年。有用な樹木で注目株。鉱山県だった秋田では煙害地の復旧、緑化などに大きく貢献した。
新屋の自宅はニセアカシア林であった。近隣からの落ち葉の苦情から、伐採を始めたが、立ち木よりも地下に張り巡らされたロープ状の根っこに苦労した。
まあ、そいつが10数年を経て甦った、ということでは決してないとは思うが……
多分、隣家のニセアカシアの種が着地し育ったのであろう。招かれざる客であるのは明らか。いつ切ろうかと思っていただけで、見守るなどとんでもない。
ネットによれば渡来した当時は単にアカシアの呼び名だったそうだ。本物はサバンナなどでキリンが食するす写真でお馴染みの、背の高い棘のある大木なのだ。
手持ちの図鑑には、本来のアカシアではなく“偽”が付くあたり、「本筋でない哀しさ」と表現があって、今になって生態系の保護の観点から邪険にされている現状を重ね合わせると、うなずかざるを得ないような……
君は居場所を間違ったんだよ。きょうから8月。早過ぎる。
|
 |
|
|